夜職の彼女を取り巻く、迷惑客、、、毎日LINEが止まらない。
夜職の彼女を支えたい──そう思っていたはずなのに、ふと不安になることがあった。
「もしかして、僕も迷惑な存在になってない?」って。
彼女のスマホには、休日の朝から鳴り止まないLINE通知。
「今日どこいるの?」「暇?」「会いたい」「出勤してほしい」
相手はお金を払ってる“お客さん”なのに、恋人のように振る舞って、彼女の時間も心も平気で踏みにじってくる。
――彼女の時間も、心も、まるで無限にあるかのように求めてくる“迷惑客”たち。
それが、夜職で働く彼女を追い詰めている“迷惑客”の実態だった。
そのやりとりを見て、僕はゾッとした。
彼氏の僕でさえ、LINEの返事が来ないとちょっと気にしていたことがある。
でも、それってもしかしたら、迷惑客たちと紙一重だったんじゃないかって。
そんな現場を間近で見て、僕は思った。
本当に彼女を支えたいなら、LINEの送り方ひとつで、味方にも迷惑にもなれる。
この記事では、夜職の彼女と付き合う中で、僕が感じた“支え方の正解”と、“僕がやめたこと”について正直に書いていこうと思う。
鬱や双極性障害、HSPの人対する接し方とも同じようなことが言えるかもしれません。
最後には、迷惑客のリアルなLINEを掲載しています。
このような事をしていないか、自分に問いかけてみてください。

毎日の彼女の辛い人生、鬱になる彼女に、
僕がやめたことは、別記事にも書いているので読んでね。
1.迷惑客のリアル|休日の朝からLINEが鳴り止まない
ある休日の朝。
まだ寝ている彼女のスマホが、何度も何度も鳴っていた。
最初は目覚ましかと思ったけど、違った。
開いてみると、LINEの通知が止まらない。しかも全員、同じようなメッセージを送ってきていた。
「ねえ、今日ひま?」
「遊びに行こうよ」
「なんで既読つかないの?生きてる?」
「俺、○○ちゃんのことマジで好きなんだけど」
彼女はガールズバーで働いている。
彼女に会いに来てくれるお客さんがいることはありがたいことだ。
だけど、それは“お仕事としての関係”。それ以上でも、それ以下でもない。
なのに、プライベートにずかずかと踏み込んできて、
自分の予定を押しつけてくる人たちは、まるで恋人かのように振る舞ってくる。
彼女が返事をしないと、「無視された」と怒ったり、「ブロックされたかも」と不安定になったり。
中には「他の男のところ行った時は報告して」と勝手に疑って束縛する人までいた。
彼女は言った。
「休日くらい、誰からも連絡こない日がほしい」って。
でも、現実にはそんな日なんてない。夜職の女の子にとって、“休日”も“心の休み”じゃないんだ。
僕が一番ショックだったのは、
そのLINEのやり取りを見ても、彼女がもう感情を動かさなくなっていたこと。
怒るわけでもなく、疲れ果てたように通知を無音にして、せっかくの休みをただベットで寝ているだけ。
「ホントにいなくなってほしい(笑)」と彼女は冗談半分に言っていたけど、
その笑顔は、決して“本当の笑顔”じゃなかった。
【エピソード】「今日も会いたい」その一言が、彼女をどれだけ苦しめたか

「今日も、明日も会いたい。それだけです。」
彼女のスマホに届いた、その一文。
送り主は、彼女を指名して通っている常連客だった。
恋人気取りで、優しさぶってるように見えるけど、
その言葉の裏には、彼女の都合も体調も、気持ちすらも一切ない。
彼女はその日、体調が悪くて店を休もうとしていた。
「明日の約束をちゃんと守りたいから、今日は休みたい」
そうやって、一生懸命に説明していた。
なのに、彼は「会いたい」とだけ押し通してきた。
彼女がどれだけ疲れていても、「自分が会いたいから」という理由ひとつで、
彼女の“休む権利”すら無視してくる。
彼女は言ってた。
「返信が、つらい。断ることが、ストレスなの。」って。
それでも彼女は、相手を傷つけないように、何度も丁寧に断っていた。
“お店に来てくれてる人だから”って、気を遣って、言葉を選んで、それでも謝ってた。
なんで休みたいって言うだけで、罪悪感を抱えなきゃいけないの?
そのやりとりを見たとき、僕は悔しくて、苦しくて、なにより怖くなった。
……もしかして僕も、似たようなことしてたんじゃないか?
「寂しいな」「会いたいよ」「元気?」
何気なく送ってたLINE。
既読がつかないだけでザワついた心。
「どうしたの?」って追いLINEしそうになった夜。
全部、“彼女のため”のフリして、僕が安心したいだけだったんじゃないか?
迷惑客を見て、「最低だな」って思った。
でも、その“最低”と僕の間に、どれだけの違いがあったんだろう。
だから僕は、やめることにした。
「返事がなくても、彼女を信じること」
「寂しさを押しつけないこと」
「優しさの中に、自由を残すこと」
彼女に“何かをしてあげる”んじゃなくて、
“何もしないことを選ぶ”勇気を持とうと決めた。
それが、僕なりの「支える」ってことだった。
愛って、押しつけじゃない。
優しさって、静かなものだ。
彼女が「疲れた」と言える場所でありたい。「休みたい」と言える相手でいたい。
2.僕は、彼女にとって“安心できる人”だったのか?
返事が来ないとき、ちょっと寂しくなって「大丈夫?」って送ったことがある。
なんとなく不安になって、スタンプを連投した夜もあった。
彼女が返信しない間にSNSを更新していると、心がザワついてしまったこともあった。
もちろん、迷惑客たちみたいに下品なことは言ってない。
彼女のことを大切に思っているし、心配だからこそ連絡してた。
でも、それって結局“自分の安心のため”だったのかもしれない。
彼女が疲れて帰ってきた日、無言でソファに沈む姿を見ても、
僕は「何か話してくれたら楽になるかも」と思って、つい「どうしたの?」「話聞こうか?」と声をかけてしまっていた。
でもある日、彼女に言われたことがある。
「おみくんありがとう。救われているよ。優しくなくてごめんね。」
その言葉が、逆にグサッと胸に刺さった。
“優しさ”のつもりだった。でも彼女にとっては、“プレッシャー”になっていたのかもしれない。
「元気づけよう」「話を聞こう」「支えになろう」っていう一つひとつの行動が、
彼女の“休む時間”や“沈黙の自由”を、知らず知らずのうちに奪っていたのかもしれない。

――本当に支えるって、何なんだろう?
その答えがまだ見えない中でも、僕は決めた。
彼女が心から「安心できる存在」になるために、まずは“押しつけの優しさ”をやめようと。
見守るって、何もしないことじゃない。
“何をしないか”を選ぶことなんだって、少しずつ分かってきた気がした。
3.彼女が限界を迎えた夜──LINEをすべて削除した
その夜、彼女はほとんど何も話さなかった。
仕事から帰ってきて、シャワーを浴びて、髪も乾かさずにベッドへ潜り込んだ。
僕が「疲れた?」と声をかけると、彼女は少しだけ頷いた。
リビングに置かれた彼女のスマホが、何度も光っていた。
通知の数は30、40、いやそれ以上。
そのほとんどが、あの“迷惑客”たちからだった。
彼女は何も言わずにスマホを手に取り、ロックを解除した。
そして、無言のまま操作を始めた。
一人、また一人とトークルームを開いては、削除。
連絡先も、履歴も、どんどん消していった。
まるで“この世界から逃げる準備”をしているようにさえ見えた。
「…大丈夫?」と、やっとの思いで僕が声をかけると、
彼女は小さく笑ってこう言った。
「もう、疲れちゃった。通知が鳴るだけで心臓が痛いの。だから…全部、消すね」
ついに彼女はLINEを消した、、、
そのとき、僕のLINEも一緒に消された。

ショックだった。
でも、怒る気にはなれなかった。
むしろ、それほどまでに彼女が追い詰められていたことに、気づけなかった自分が悔しかった。
「返信しなきゃ」「期待に応えなきゃ」
そんな無言の圧力が、彼女の心に積み重なっていって、
とうとう、限界を迎えたんだ。
“支えるつもりが、彼女を追い込んでいた”
――僕もまた、あの迷惑客たちと、ほんの紙一重のところにいたのかもしれない。
その夜、僕は決めた。
もう一度、彼女のそばにいるために、僕自身のあり方を見直そう。
「守る」って口で言うんじゃなく、行動で示そうと。
4.僕がやめたこと|“追いLINE”と“わかってるつもり”の態度
彼女がLINEをすべて削除したあの日。
「もう迷惑をかけたくない」って気持ちと、「本当はそばにいたい」って想いが、心の中でぶつかり合っていた。
でも、その時ようやく気づいたんだ。
支えるって、「何かをしてあげること」じゃなくて、「しないことを選ぶこと」でもあるって。
だから、僕はまず“追いLINE”をやめた。
既読になってないからって、「どうしたの?」「元気?」って重ねて送るのはやめた。
代わりに、「返信いらないよ」「ゆっくり休んでね」って、彼女のペースを優先する言葉を意識するようにした。
スタンプを連続で送るのもやめた。
“かまって”アピールが、彼女の疲れた心にはただの騒音だったと気づいたから。
それともう一つ、僕がやめたのは「わかってるつもり」の態度。
「夜職って大変だよね」
「客ってマジでクソだよな」
「僕だったらそんなこと言わないのに」
そんな言葉を、どれだけ言ったって、彼女の心が軽くなるわけじゃない。
むしろ、“わかった気でいる”ことこそ、彼女を孤独にさせてたかもしれない。
だから、
ただ聞く。
ただそばにいる。
LINEも、言葉も、“安心を与えるもの”に変えていこうと思った。
たとえば、朝起きたら「おはよう。無理せずね」
夜は「今日もお疲れさま。返信は気にしないでね」
彼女が笑ってくれるような画像や、しょうもない冗談を一個送るだけの日もある。
大切なのは、「彼女のため」と言いながら、
自分の“寂しさ”や“不安”を押しつけないこと。
僕の気持ちをぶつけることよりも、彼女が安心して深呼吸できる空間をつくることだった。
5.僕が選んだ“静かな支え方”
迷惑客のように騒がず、押しつけもせず、
かといって何も感じていないわけじゃない。
僕は彼女のそばにいる方法を、「静かに支える」という形に変えた。
たとえば、LINEやダイレクトメッセージ。
返事がこなくても焦らない。
「今日はきっと疲れてるんだろうな」って思ったら、
「おつかれさま。今日もよくがんばったね。返信いらないよ」って、
やさしく、軽く、そっと一通だけ送る。
彼女のタイミングで、彼女のペースで、
また話したくなった時にだけ返してもらえればいい。
それから僕は、“言葉の温度”にも気をつけるようになった。
「会いたい」「寂しい」よりも、
「寒いからあったかくしてね」「今日タバコ吸いすぎたw」みたいな、
日常の“なにげなさ”で繋がるメッセージのほうが、彼女の心に優しく届く気がした。
あと大事にしているのが、“明るさ”。
重たい空気じゃなく、ちょっと笑えるような画像とか、
寝落ちしそうな時には「おやすみ、いい夢見ろよ〜」って、ふざけ半分のLINEを送ることもある。
変顔の写真を送り返してきてくれるときもあって、
「今日も無事だな」って、こっちが安心する。
彼女を変えようとしない。癒そうともしすぎない。
ただ、隣で笑っていられるようにする。
支えるって、
「なにかしてあげる」ことじゃなくて、
「どんな彼女でも、そばにい続ける」って決めることなんだなと思った。
彼女がどんなに疲れていても、
LINEが既読にならなくても、
笑顔が見えなくても、
「僕はここにいるよ」って、構えだけはいつでもしておく。
そんな“静かな支え方”が、
僕にとっての「彼女を守る」ってことだった。
6.まとめ|彼女を守るって、そばにい続ける覚悟
彼女を「守りたい」と思ってた。
でもその気持ちは、いつの間にか“何かをしてあげなきゃ”とか、“不安だから確かめたい”っていう、自分本位な行動にすり替わっていたのかもしれない。
迷惑客たちのLINE。
休日だろうと、夜中だろうと、止まらない通知。
「会いたい」「なんで既読にならないの?」「他の男のところ?」
そういう言葉のひとつひとつが、彼女の心をじわじわとすり減らしていた。
その中で、僕ができることって何だろうって考えた。
正解なんてわからないけど、
僕は“静かに、でも確かに支える人”でいたいと思った。
ガンガン連絡を送るより、
「返事いらないよ」「無理しないでね」のひとこと。
励ましより、クスッと笑えるスタンプやしょうもない冗談。
心配をぶつけるんじゃなく、ただ「おはよう」「おつかれさま」と言える関係。
守るって、派手なことじゃない。
支えるって、特別な才能がいるわけじゃない。
ただ、“相手のペースを尊重する覚悟”と、
どんな時も「ここにいるよ」と示し続ける誠実さがあれば、それでいいんだと思う。
LINEの通知が鳴らなくても、
会えない時間が続いても、
彼女が帰ってきたとき、安心して笑える場所がここにあるように。
僕は今日も、静かに待っている。
彼女のペースで戻ってきてくれる日を信じながら。

彼女からみたら、それでも理解していないと思うかもしれない。けれど今はそうするしかない、、、
最後に
夜職の彼女と付き合う中で感じた、“迷惑客”の存在。
LINE一通の重さ、彼女の限界、そして僕自身の変化まで──ここでは僕の視点から書きました。
でも実は、彼女が実際に受け取っていた“LINEの中身”には、
もっとリアルで、もっとゾッとするようなやりとりが詰まっていました。
たとえば──
- 彼氏面して執拗に連絡してくる客
- 「約束破った」と罪悪感を押しつけてくる客
- 店の前で出待ちして、無理やり店外デートに持ち込もうとする客
- 勝手に恋をして、勝手に傷ついて、彼女を責める客
- 休日に出勤を強要する客
- デートを装ってホテルを要求してくる客
そのひとつひとつが、どれだけ彼女の心を削っていたか。
実際のLINEのエピソードとともに、NOTEで詳しく書きました。
▼▼リアルなLINEの中身と彼女の本音はこちらで読めます▼▼
👉 ※NOTE記事はこちら(画像クリックからでもいけます)
