【体験談】躁うつの彼女の支え方|うつ期のパートナーにできる「しない」優しさ10選

【体験談】躁うつの彼女の支え方|うつ期のパートナーにできる「しない」優しさ10選

躁うつの彼女との支え方や付き合い方で悩んでいませんか?

躁うつ(双極性障害)のある彼女と付き合う中で、僕は「何をしてあげればいいんだろう」と何度も悩みました。

「急に連絡が来なくなった」
「何を言えばいいのか分からない」
「支えたいけれど、正直自分もしんどい」

付き合い始めたころの僕も、彼女をどう支えればいいのか分からず、不安でいっぱいでした。

「自分の言葉で傷つけてしまったんじゃないか」
「この沈黙は、自分が悪いからなのかな」

そんなふうに、自分の言動を何度も振り返った日もあります。

ただ、一緒に過ごすうちに気づいたのは、僕が「正しい支え方」を決めることより、彼女が今何を負担に感じているのかを見ながら、余計なことをしない選択肢を持つことでした。

※この記事は、双極性障害のある僕の彼女との体験をもとに書いています。症状や必要な支援は一人ひとり異なります。診断・治療・服薬については、本人と主治医などの専門家に相談してください。

躁うつの彼女の支え方で大切なのは「何をしないか」

以前の僕は、彼女の調子が悪くなると「何をしたら元気になるんだろう」と考えていました。

でも、励ます。外へ連れ出す。答えを出す。何度も連絡する。

良かれと思った行動でも、そのときの彼女には負担になることがありました。

そこで僕は、「何をしてあげるか」だけでなく、「今は何をしない方がいいか」も考えるようになりました。

もちろん、いつも何もしないことが正解という意味ではありません。彼女が話したい日もあれば、一人で休みたい日もあります。

決めつけず、その日の様子や本人の希望を確認する。その中で僕たちに合っていたのが、次の「しないこと」でした。

僕が彼女との関係で意識した10の「しないこと」

1. 【返事を急かさない】返信できない日があることを前提にする

僕の彼女の場合、調子が落ちている時期にはLINEの返信が難しそうな日がありました。

以前の僕は、未読や既読のまま時間がたつと、「何か悪いことを言ったかな」と不安になっていました。

でも、返信がない理由を僕だけで決めることはできません。

そこで今は、「返信いらないよ」と一言添えて、必要に応じてLINEのミュートメッセージを使うことがあります。

おみみ
おみみ

返信をもらうためではなく、「気にかけているよ」と伝えるだけのLINEにすることがあります。

SNSに投稿があったとしても、それだけで彼女の体調や気持ちまでは分かりません。

「SNSを更新できるならLINEも返せるはず」と結びつけず、返信を急かさない。僕はそう意識するようになりました。

2. 【無理に元気づけない】その日の状態を見ずに励まさない

「頑張って」「元気出して」と言えば、少しでも前向きになれると思っていた時期がありました。

でも彼女を見ていると、励まされることより、何も求められずに過ごせる方が楽そうな日もありました。

そんな日は、無理に気分を変えようとしません。

会えたときに「今日もかわいいね」と伝えたり、いつもと同じように話したりする。僕たちの場合は、そのくらいの距離感の方が合うことがありました。

落ち込んでいる彼女を、僕の都合で「元気な彼女」に戻そうとしない。

今はそのことを大切にしています。

3. 【すぐに解決しない】求められていないアドバイスを急がない

彼女がつらそうにしていると、「こうした方がいいんじゃない?」と解決策を出したくなることがあります。

僕自身、問題があるとすぐ解決方法を考えるタイプなので、最初は特にそうでした。

でも彼女が欲しかったのが答えではなく、話を聞いてもらうことだった場面もあります。

そのため今は、まず「うん、そっか」「しんどかったんだね」と聞くようにしています。

何かを一緒に考えた方がよさそうなときは、「一緒に考える? それとも今日は聞くだけの方がいい?」と確認することもあります。

4. 【引っ張り出そうとしない】無理に外へ誘わない

「気分転換に外へ行こう」と思うこともあります。

でも、僕には簡単に思える外出でも、彼女には負担が大きそうな日がありました。

そこで、「今日行こう」ではなく、「元気なときに行けたらいいね」くらいにすることがあります。

もちろん、彼女自身が出かけたいと言う日は一緒に楽しみます。

僕が元気だからといって、相手も同じペースで動けるとは限らない。

そう考えるようになってから、予定変更にも少し余白を持てるようになりました。

5. 【その場でぶつけない】不安や寂しさを一度整理する

返信が来なかったり、予定が変わったりすると、僕だって寂しくなります。

理解しようと思っていても、感情までなくなるわけではありません。

ただ、その瞬間の不安をそのまま彼女へぶつけると、あとから後悔することがありました。

そんなとき僕は、昔もらった彼女の手紙を読み返したり、少し恋愛から意識を離したりします。

落ち着いてから、それでも困っていることがあれば伝える。

感情を我慢するのではなく、伝えるタイミングを選ぶ。僕にはその方が合っていました。

6. 【薬を管理しない】服薬は本人と主治医などの専門家に任せる

以前の僕は、「薬は飲んだ?」と確認したくなることがありました。

心配だからこその言葉でしたが、恋人の僕が服薬の必要性やタイミングを判断したり、管理したりすることはできません。

薬をどう飲むか、変更するかといった判断は、本人と主治医・薬剤師などの専門家に任せる。

今はそこを意識しています。

もし本人から「飲み忘れていたら教えてほしい」などと頼まれている場合でも、僕なら二人で事前に決めた範囲で声をかけるだけにします。

恋人としてできるのは、治療を管理することではなく、本人が専門家と相談しながら治療を続けられるよう見守ることだと思っています。

7. 【言葉を詰め込まない】短い言葉や写真だけ送る日もある

以前は、心配になるほどLINEが長くなっていました。

でも、長い文章ほど「返事をしなければ」と感じさせてしまうかもしれません。

そこで僕は、道ばたで見つけた花の写真を送ったり、ちょっと笑える出来事を一言だけ送ったりすることがあります。

彼女に送った花の写真

返事を求めるメッセージではなく、「ふと思い出したよ」と伝えるだけ。

僕たちには、そのくらいの軽さがちょうどいい日もありました。

8. 【無理に笑わせない】空気を重くしすぎない

以前の僕は、彼女の調子が悪いほど「自分が明るくしなければ」と考えていました。

でも、笑わせることまで僕の役割にしてしまうと、僕自身も疲れてしまいます。

今は、彼女が笑えそうなときには少しふざける。でも静かに過ごしたそうなら、そのまま一緒にいる。

「元気にする」のではなく、「必要以上に重くしない」。

そのくらいに考える方が、僕も自然体でいられます。

9. 【背負いすぎない】自分の仕事・睡眠・生活も守る

彼女を支えたい気持ちが強いほど、自分の予定を後回しにしていた時期がありました。

急な連絡に合わせる。眠くても起きている。予定が変わっても我慢する。

でも、それを続けると僕の方に不満がたまり、結果的に優しくできなくなります。

相手の事情を理解することと、自分の生活を犠牲にすることは別です。

仕事の日は仕事をする。眠る時間は眠る。一人で過ごしたい日はそう伝える。

今は、それも関係を続けるために必要なことだと思っています。

10. 【愛情を証明し続けない】短くても本音を伝える

「ありがとう」「大好きだよ」。

伝えたい言葉は、今も伝えています。

ただ、不安になるたびに長い文章で愛情を確認したり、「こんなに心配している」と分かってもらおうとしたりすることは減りました。

彼女が寂しかったと伝えてくれたときは、必要なら「ごめんね」と謝る。

僕が困っていることも、落ち着いて伝える。

一方だけが愛情を証明し続ける関係にしないことも、僕には大切でした。

支える側もしんどい。そんなときは自分を休ませる

彼女を支えようとするほど、僕自身が疲れてしまった時期もありました。

以前は、「彼女の方がつらいんだから、自分が疲れたなんて言ってはいけない」と考えていました。

でも、無理を続けた結果、限界になってから距離を取りたくなることもありました。

それでは僕もつらいし、彼女から見れば突然突き放されたように感じるかもしれません。

今は、疲れきる前に自分の時間を作ります。

僕の場合はブログを書くことも、その一つです。文字にして気持ちを整理すると、恋愛だけで頭がいっぱいになっていたことに気づけます。

おみみ
おみみ

支えることと、自分の生活を全部差し出すことは違うと思っています。

友人と過ごす。趣味をする。早く寝る。仕事に集中する。

恋愛から少し意識を離す時間があっても、彼女を大切に思っていないわけではありません。

むしろ、また落ち着いて話せる自分に戻るために必要な時間だと考えています。

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まとめ|「しないこと」も支え方の一つだった

僕は躁うつのある彼女と付き合う中で、「支える=何かをしてあげること」だと思っていました。

でも実際には、

  • 返信を急かさない
  • 無理に元気づけない
  • すぐに答えを出さない
  • 無理に外へ連れ出さない
  • 感情をその場でぶつけない
  • 薬を恋人が管理しない
  • 自分の生活まで犠牲にしない

といった「しないこと」が、僕たちには役立つ場面がありました。

ただし、これは双極性障害のあるすべての人に当てはまる正解ではありません。

大切なのは、病名だけで相手を決めつけず、本人が今どうしてほしいのかを確認しながら、自分の限界も同じように大切にすること。

僕も今でも迷います。

それでも、全部を理解しようとしたり、全部を背負おうとしたりするのではなく、二人が無理なく続けられる距離をその都度考えていきたいと思っています。

最後に|支える側も一人で抱え込まなくていい

相手のことを大切に思っていても、疲れることはあります。

寂しくなることも、腹が立つことも、「今日はもう無理」と思うこともあります。

僕は、それらの気持ちまで消そうとしなくなりました。

彼女の事情を理解しようとすることと、自分のつらさをなかったことにすることは違います。

彼女の生活も大切にする。僕の生活も大切にする。

その両方を守りながら付き合うことが、今の僕にとっての「支える」ということです。