うつ病は怠け?理解できなかった僕が双極性障害の部下と接して学んだこと

うつ状態でベッドに横になる女性と、うつ病は怠けなのか悩む男性を描いたアイキャッチ画像

うつ状態の彼女が起き上がれず、連絡も返せない日が続いたとき、僕は「怠けなのでは」と疑っていました。僕にも会社へ行きたくない日はあります。それでも働いているのだから、彼女も少し無理をすれば動けると思ったのです。

結論から言うと、うつ病や双極性障害のうつ状態で動けないことを、単なる怠けとは判断できません。ただ、理解できずに迷う自分まで責める必要もありません。大切なのは、分からないまま相手の人格を決めつけないことです。

僕の見方が変わったきっかけは、管理職として双極性障害の部下と接した経験でした。この記事では、職場での面談と、うつ状態の彼女との関係を通して、僕がどう気持ちを整理し、接し方を変えたのかを書きます。

同じように「うつ病は怠けなのか」と迷っている人へ、一つの体験として届けばうれしいです。

※この記事は個人の体験であり、病気の診断や治療方法を説明するものではありません。うつ病と双極性障害は異なる病気で、必要な治療も異なります。症状が続く場合や状態が心配な場合は、医師などの専門家へ相談してください。プライバシー保護のため、体験の一部は個人が特定されない形にしています。

目次 表示

うつ病は怠けなのか?最初に伝えたい結論

うつ病で動けない状態は、やる気だけでは説明できない

「怠け」という言葉には、本当はできるのに本人の意思でやらない、という意味が含まれています。しかし、うつ病では、気分や意欲の低下だけでなく、眠れない、食欲が落ちる、強い疲労感が続くなど、心身のさまざまな症状が現れることがあります。

厚生労働省の「こころの耳」でも、うつ病では心理的な症状に加え、身体的な自覚症状を伴うことが珍しくないと説明されています。

外からは「寝ている」「返信しない」「仕事へ行かない」という行動しか見えません。そのため、休んでいるだけに見えることがあります。しかし、見えている行動だけで、本人ができるのにやらないのか、症状によってできないのかを判断することはできません。

うつ状態で起き上がれず、スマートフォンを持ったままベッドで横になっている黒髪ボブの女性

「怠けに見える」と感じた自分まで責めなくていい

僕は、彼女を怠けているのではないかと疑った自分を、冷たい人間だと思っていました。心配しているのに、相手を信じきれない。その矛盾が苦しかったのです。

けれど、経験していない苦しさを、すぐに理解できないのは不自然なことではありません。自分にはできることが、なぜ相手にはできないのか。説明がなければ、戸惑うのも当然です。

問題は、一度「怠けかもしれない」と感じたことではなく、その印象だけで相手の人格を決めてしまうことです。疑問を持ったあとに、本人の話を聞くのか。それとも、自分の基準だけで答えを出すのか。そこで接し方が変わります。

病気と甘えの境目が分からずに悩んだ気持ちは、双極性障害の彼女を「甘えではないか」と感じた僕の本音でも、支え方や距離感とあわせて詳しく書いています。

うつ病と双極性障害は同じ病気ではない

この記事では、うつ病と双極性障害の両方に触れていますが、二つは同じ病気ではありません。

うつ病と双極性障害の違いが分かることは、かなり大切なことだと思っています。

双極性障害では、うつ状態に加えて、気分が高揚する躁状態または軽躁状態が現れます。うつ状態のときの症状はうつ病に似ることがあります。厚生労働省の双極性障害に関する案内でも、似た症状があっても専門家へ相談することの重要性が示されています。

おみみ
おみみ

双極性障害の人は、調子よく見える時があると「ほら、怠けてただけじゃん!」っていう疑いが深くなる時がありました。
うつ状態の人、怠けたい性格だなと決めつけてしまう時がありました。

身近な人が、相手の様子だけを見て「うつ病だ」「双極性障害だ」と決めることはできません。僕が職場で学んだのも、病名を見抜く方法ではなく、自分だけで安易に判断しない姿勢でした。

なぜ僕は「うつ病は怠けでは?」と感じたのか

自分にも会社へ行きたくない日はある

僕にも、朝起きて「今日は会社へ行きたくない」と思う日はあります。仕事が立て込んでいる日や、気の重い予定がある日は、布団から出るのがつらく感じます。

それでも顔を洗い、着替え、家を出る。僕はそうしてきました。そのため、彼女が起き上がれなかったり、短い連絡さえ返せなかったりすると、「つらくても、やるしかないのでは」と考えてしまいました。

今振り返ると、僕は自分の「つらい」を基準にしていました。自分が頑張ればできたのだから、彼女にもできるはずだと思っていたのです。

会社へ向かう男性と、うつ状態でベッドから起き上がれない女性

昨日できたことが今日はできない、その波が分からなかった

彼女が笑っている瞬間を見ると、「元気になったのかな」と期待しました。好きなことをしている姿を見ると、「それができるなら、連絡や家事もできるのでは」と思うこともありました。

しかし、そのあと再び動けなくなる日があります。昨日できたことが、今日はできない。その波を、僕は簡単に受け入れられませんでした。

僕は回復を、少しずつ右肩上がりに元気になるものとして考えていました。調子が日によって変わることや、一つのことができても別のことまでできるとは限らないことを、実感として分かっていなかったのです。

「SNSは動いているのに、なぜLINEには返事がないのか」と感じる場面については、双極性障害の彼女がSNSだけ更新するときの受け止め方で、行動ごとに必要な負担の違いを詳しく整理しています。

彼女を疑う自分が嫌だった

彼女が苦しんでいることは分かっていました。それでも「本当にできないのか」「僕に甘えているだけではないか」という疑いが残りました。

疑ってしまう自分を責め、分かったふりをしようとしたこともあります。しかし、表面だけで「分かるよ」と言っても、心の中には納得できない気持ちが残ります。その気持ちは、少しずつ不満やいら立ちに変わりました。

必要だったのは、無理に理解したふりをすることではありませんでした。「僕には分からない」と認めたうえで、分からない部分を怠けという言葉で埋めないことでした。

管理職として双極性障害の部下と接し、見方が変わった

最初は本人より周囲の負担に目が向いていた

管理職として、双極性障害を抱えながら働いていた部下と接する機会がありました。急な欠勤や予定の変更が重なると、仕事の調整が必要になります。

正直に言えば、最初の僕は本人のつらさよりも、「誰が仕事を引き受けるのか」「周囲へどう説明するのか」という負担に目を向けていました。管理する立場として必要な視点ではありましたが、それだけで本人を見ていたのだと思います。

欠勤という事実だけを並べれば、「責任感が足りない」と評価することもできたでしょう。しかし、起きた事実への対応と、その人の人格に対する評価は分けなければならないと、後になって気づきました。

面談で、気持ちだけでは説明できない体の不調を知った

面談で本人の話を聞くうちに、僕が行動の結果しか見ていなかったことに気づきました。詳しい事情は書けませんが、そこには本人の気持ちだけではどうにもならない身体面の不調もありました。

「仕事に来ない」のではなく、「来ようとしても難しい状態がある」。この違いを、僕はそれまで真剣に考えたことがありませんでした。

病気について知識を得ることは必要です。しかし、管理職である僕が病状を判断するのではなく、本人の話を聞き、必要な配慮と職場で守るべきことを整理し、医療的な判断は専門家に任せる。その線引きも大切でした。

職場の面談室で双極性障害を抱える部下の話を静かに聞く管理職の男性

「手が震える」という言葉を、僕はすぐに受け止めきれなかった

面談のなかで、本人から「手が震えてしまうんですよね」と聞いたことがあります。正直に言えば、そのときの僕は、本人の言葉を聞いても症状を実感しきれていませんでした。

その後、別の部下から「○○さん、手が震えていて、何でだろうと思ったんですよね」と聞きました。その言葉を聞いた瞬間、僕は「本当だったんだ」と思いました。

今振り返ると、本人が話してくれた時点で受け止めきれず、ほかの人の言葉でようやく実感した自分を恥ずかしく思います。

手の震えの原因を僕が判断することはできません。それでも、気持ちの持ちようだけでは説明できない不調が実際の体に現れることもあるのだと知る出来事でした。

「できない」と「やらない」は外から判断できない

仕事で得た一番大きな気づきは、僕に人の心を見抜く力などない、という当たり前のことでした。

同じ遅刻や欠勤でも、背景は一人ひとり違います。だからといって、職場の約束や責任をすべて曖昧にすればよいわけではありません。起きた問題には対応しながらも、「やる気がない人」「怠ける人」と人格まで決めつけないことが必要でした。

僕はこの経験から、「できなかった」という結果を見ても、すぐに「やる気がなかった」と結びつけないようになりました。それは、うつ状態の彼女と向き合うときにも、僕を立ち止まらせてくれました。

欠勤や返信がないという結果だけで、やる気がないと決めつけないよう考える男性

心の不調が仕事に表れたとき、周囲からは「怠けているだけ」に見えてしまうことがあります。しかし、本人の内側では、睡眠や食事、体重などにも大きな変化が起きているかもしれません。

精神科医の益田裕介先生が「休職した方が良いサイン」を解説した次の動画でも、本人の気持ちだけでなく、食事や睡眠の状態、体に現れている変化などを総合的に見ることの大切さが語られています。

もちろん、この動画だけで部下や彼女の状態を判断できるわけではありません。それでも、「休むほどではない」「本人の甘えだ」と周囲が簡単に決めるのではなく、本人の話を聞き、必要に応じて専門家につなぐという考え方は、僕の経験とも重なりました。

うつ病や双極性障害を理解できないときの考え方

完全に理解できなくても、怠けと決めつけないことはできる

職場で心の不調を抱える人と接したからといって、僕がうつ病や双極性障害を理解できたわけではありません。知識を得ても、本人の体の重さや不安を同じように感じることはできません。

それでも、「僕には分からない」ということと、「相手は怠けている」ということは別です。分からない部分を、勝手な評価で埋めないことはできます。

僕は「分かるよ」と簡単に言う代わりに、「全部は分からないけれど、話せることがあれば聞きたい」と伝えるようになりました。理解を証明するのではなく、分からない自分のまま話を聞くためです。

自分の「つらい」と比べても答えは出ない

僕は何度も、彼女のつらさを自分の経験へ置き換えようとしました。しかし、「僕も疲れているけれど働いている」という比較からは、良い答えが出ませんでした。

僕のつらさを我慢の基準にすると、彼女はいつも「我慢が足りない人」になってしまいます。反対に、彼女のほうがつらいと決めれば、今度は僕が自分の疲れを口にできなくなります。

つらさは競争ではありません。彼女の不調と僕の疲れは、どちらが上かを決めるものではなく、それぞれに扱う必要があるものだと考えるようになりました。

本人の言葉と、医療的な判断を分けて考える

本人の言葉を受け止めることと、その言葉だけで病状を判断することも別です。

僕にできるのは、「今日は何が難しいのか」「何をしてほしいのか」を聞くことです。休職すべきか、薬や治療を変えるべきか、うつ病なのか双極性障害なのかを決めることではありません。

恋人や管理職は治療者ではありません。心配な変化が続くときは、本人の意思を尊重しながら、主治医や医療機関への相談につなぐことが必要です。

「死にたい」「消えたい」といった言葉があるなど、状態が切迫していると感じたときは、一人で判断せず、主治医や医療機関などへ速やかに相談してください。

うつ状態の彼女への接し方で変えたこと

返信の速さで愛情を決めつけない

連絡がないと、「僕のことはどうでもいいのかな」と不安になります。以前の僕は、返信の速さをそのまま愛情の大きさとして受け取っていました。

けれど、連絡できないことと、愛情がないことをすぐに同じ意味にしないようにしました。急ぎでなければ、「返信はいらないよ」「読めるときで大丈夫」と添えます。

ただ、「返信不要」と書けば必ず楽になるわけではありません。送る側の本音や注意点は、うつ期の彼女に「返信不要」と送るときの考え方で具体的にまとめています。

一方で、僕にも予定があります。返事が必要なときは、「今夜までに難しければ、今回は見送るね」と期限を伝えます。彼女に無理をさせず、僕もいつまでも待ち続けないための工夫でした。

約束を守れない事実と、その人の人格を分ける

約束が守られなければ、こちらが困ることはあります。うつ状態だからといって、僕の残念な気持ちが消えるわけではありません。

ただし、「約束が守れなかった」という一つの事実から、「だらしない人」「僕を大切にしない人」と人格全体を評価しないようにしました。

次の約束を小さくする、当日に体調を確認する、キャンセルになった場合の予定も考えておく。責めるより、同じ困りごとが起きたときの備えを二人で作るほうが、関係を続けやすくなりました。

「なぜできないの?」より「今は何が難しい?」と聞く

「なぜできないの?」という質問には、責めるつもりがなくても、「できるはずなのに」という前提がにじみます。彼女自身にも、理由をうまく説明できないことがありました。

僕は代わりに、「今は何が一番難しい?」「話を聞くのと、一人で休むのはどちらが楽?」と聞くようにしました。

答えが出ないときは、それも一つの答えです。「分からないなら、今日は決めなくていい」と伝えると、お互いに正解を急がずにすみました。

うつ状態の彼女に、今は何が難しいのかを穏やかに尋ねる男性

正解を押しつけず、今できることを確かめる

心配になると、つい「外へ出たほうがいい」「生活リズムを整えたほうがいい」と言いたくなります。僕も、彼女を元気にする方法を探しては提案していました。

しかし、正しいと思うことを並べても、その日の彼女にできなければ、できない自分を責める材料になってしまいます。厚生労働省「家族や友人がうつ病になったとき」でも、気晴らしを強制しないよう案内しています。

それからは、「少し話す」「必要な物を届ける」「今日は何もしない」など、今できそうな選択肢を一緒に確かめるようにしました。選ぶのは彼女であり、僕の役割は病気を治すことではない、と意識するためでもありました。

励ます、急かす、解決しようとするといった行動をあえて控える方法は、うつ期のパートナーにできる「しない」優しさ10選で詳しく紹介しています。

分かり合えない絶望を受け入れて、彼女を支える

映画「生きてるだけで、愛。」の言葉が心に残っている

僕の好きな映画に、「生きてるだけで、愛。」があります。趣里さんが演じる、うつを抱えた彼女が「私たちが分かり合えたのはほんの一瞬くらい」と口にする場面があります。

この言葉を聞いたとき、僕が感じたことは二つあります。一つは、「どんなにがんばっても、相手のことを完全に分かることはできないのだ」という絶望感です。

恋人なら分かり合える。時間をかけて話せば、いつか理解できる。どこかでそう信じていた僕には、「ほんの一瞬くらい」という言葉が、とても寂しく響きました。

分からないということを、分かっておく

映画の言葉から感じたもう一つのことは、「分からないということを、分かっておこう」ということです。

相手の苦しさを完全に理解できないからといって、向き合う意味がなくなるわけではありません。むしろ、分かったつもりにならないことが、相手を大切にする出発点になるのではないかと思いました。

分からない空白を自分の想像で埋めると、「きっと怠けている」「僕のことを大切にしていない」と、勝手な答えを作ってしまいます。「僕には分からない部分がある」と認めたうえで、決めつけずに言葉を聞き直す。その姿勢なら、理解できない僕にも持てます。

そして、ほんの一瞬でも「少し分かり合えた」と感じられたなら、その時間を大切にしたいと思うようになりました。

支えることと、何でも背負うことは違う

彼女を怠けと決めつけなくなっても、支える僕の負担が消えたわけではありません。予定が変わる寂しさも、返信を待つ不安も残りました。

以前は、つらいのは彼女なのだから、僕が弱音を吐いてはいけないと思っていました。しかし、無理を重ねると、ある日突然、やさしくする余裕がなくなります。

僕一人が彼女の唯一の支えにならないことも大切でした。本人が望むなら、家族、友人、医療や相談機関など、頼れる先を複数にしておく。そのほうが彼女にとっても、僕にとっても無理が少なくなります。

相手の問題をすべて自分の責任にしない考え方は、双極性障害の恋人との向き合い方を楽にしたアドラー心理学の記事でも、僕の体験を交えて書いています。

距離を置くことも関係を守る接し方になる

僕が疲れ切っているときは、少し距離を置くこともありました。それは罰として連絡を断つのではなく、「今日は僕も休むね。明日の夜に連絡する」と、戻る目安を伝えたうえでの休息です。

近くにいるほど支えられるとは限りません。余裕をなくしたままそばにいて、お互いを傷つけることもあります。

僕が距離を置いたのは、彼女を拒絶したかったからではなく、自分の余裕を取り戻すためでした。少し休み、落ち着いてから話すことが、結果として彼女を責めずに向き合うことにつながりました。

スマートフォンを机に置き、温かい飲み物を飲みながら自分を休ませる男性

支える側が我慢しすぎない境界線については、双極性障害の彼女と無理なく付き合うための支え方でも、メリットと難しさの両面からまとめています。

うつ病を怠けと決めつけそうになったときの5つの確認

「やっぱり怠けではないか」と思ったとき、僕は次のことを確認するようになりました。

  1. 見えている行動だけで判断していないか
    寝ている、返信がない、欠勤したという結果だけでは、本人の内側で起きていることまでは分かりません。
  2. できなかった事実を、性格の評価に変えていないか
    約束を守れなかったことと、「だらしない人」であることは別です。
  3. 自分のつらさを基準にしていないか
    「僕にもできたのだから」は、相手の状態を判断する物差しにはなりません。
  4. 本人に、今難しいことを聞いたか
    理由を問い詰めるより、現在の困りごとを確かめるほうが、具体的な対応を考えやすくなります。
  5. 自分だけで病状を判断しようとしていないか
    診断や治療は専門家の領域です。恋人や管理職が、一人で答えを出す必要はありません。
うつ病を怠けと決めつけそうになったときに確認したい5つのポイントをまとめた図解

この五つを確認しても、相手のことが分かるようになるわけではありません。ただ、分からないまま相手を傷つける決めつけを減らすことはできます。

「うつ病は怠け?」と迷う人のよくある疑問

笑ったり好きなことができたりするなら、怠けですか?

笑えた瞬間や好きなことができた場面だけで、怠けかどうかを判断することはできません。一つの行動ができたからといって、仕事、家事、連絡など、負担の異なる行動も同じようにできるとは限らないからです。

ただし、周囲が戸惑うのも自然です。「できるのに、なぜこれはできないのか」と責める前に、その日の状態や何が負担になっているのかを尋ねることが、僕には役立ちました。

仕事へ行けないのに外出できるのは、甘えですか?

仕事と短時間の外出では、必要な集中力、責任、対人関係の負担が異なります。そのため、外出できたという一つの事実だけで、「仕事へ行けないのは甘え」とは判断できません。

一方で、職場では欠勤への対応が必要です。病気への理解と、仕事上の調整は分けて考える必要があります。本人を責めずに、勤務上のルールや相談先を確認することはできます。

恋人や家族は、どこまで支えればよいですか?

すべてを一人で支える必要はありません。自分が無理なくできることと、できないことを言葉にし、家族、友人、主治医、相談機関など、頼れる先を複数にすることが大切です。

本人の状態を考えても、支える側の疲れはなくなりません。自分の生活や心身の余裕を守ることも、関係を続けるために必要な接し方だと僕は思います。

まとめ|「うつ病は怠け?」と迷ったら、分からないまま決めつけない

うつ病や双極性障害を理解できなかった僕が、管理職としての経験から学んだのは、病気を見抜く方法ではありません。外から見える行動だけで、相手の気持ちや人格を決めつけない姿勢でした。

今でも、本人のつらさを完全に分かるとは言えません。どんなに頑張っても、分かり合えない部分が残る。そのことに絶望を感じる日もあります。

それでも、「分からないということを、分かっておく」ことはできます。分からない部分を「怠け」「甘え」「愛情不足」という言葉で埋めず、本人の言葉を聞き、医療的な判断は専門家につなぐこともできます。

うつ病は怠けなのかと迷っている人へ。無理に理解したふりをする必要はありません。分からない自分のまま、決めつけずに向き合う。それが、僕が職場と彼女との関係から学んだ接し方です。

僕の体験やこのブログで発信している内容の背景は、うつかのブログ運営者プロフィールにまとめています。

参考にした公的情報・作品情報:厚生労働省「こころの耳|ご存知ですか?うつ病」厚生労働省「家族や友人がうつ病になったとき」厚生労働省「私の場合|双極性障害」厚生労働省「家族や友人が双極性障害になったとき」日活「生きてるだけで、愛。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA