双極性障害の彼女との約束を楽しみにできなくなった|それでも関係を続けたい僕の気持ち

「双極性障害の彼女との約束を楽しみにできなくなった|それでも関係を続けたい僕の気持ち」というタイトルと、旅行かばんのそばに座る女性、北海道の地図、花火を描いたイラスト

双極性障害の彼女と付き合うなかで、旅行や花火の約束が直前にキャンセルになった。僕は彼女が大切だ。それでもイライラし、「楽しみと言っていたのは嘘だったのか」と疑い、付き合い続けるのがつらいと思ったことがある。

この記事では、その否定的な気持ちも隠さずに書く。同じように悩む人に、相手の事情を考えるだけでなく、自分の傷つきや希望にも目を向けてほしいからだ。

双極性障害の彼女との交際は、正直つらいことがある

結論から言うと、僕にはこの交際を続けるうえで、思い通りにならないことへの覚悟が必要だ。好きな人と旅行したいという僕の願いが、何度もかなわないかもしれない。彼女を大切に思う気持ちと、付き合うのがつらい気持ちは、同時に存在する。

だから、イライラする自分をすぐに「冷たい」と決めつけたくない。ただ、怒りのまま彼女の本心や病気の影響を断定しても、二人の希望は見えにくくなる。落ち着いたときに、自分は何がつらかったのかを考え直すことが、関係を続けるために必要だと思っている。

北海道旅行は前日にキャンセルになった

彼女が案内したいと言ってくれた場所

北海道旅行では、彼女が以前住んでいたころに好きだったお店や思い出の場所を案内したいと言ってくれた。僕も一緒に行くのを楽しみにして、旅行の計画を進めた。彼女はキャンセルの前にも後にも、そこへ行きたいと話している。だから、彼女の「行きたい」を嘘だったと決めつけることはできない。

前日に聞いた理由と、消えなかったショック

出発の前日、彼女から「お母さんに会いたくない」「耳が痛い」と聞き、旅行はキャンセルになった。お母さんに会わず、旅行だけにする案もあった。彼女が話した理由が本当だったのか、何が一番つらかったのか、僕には分からない。双極性障害がどこまで関係したのかも分からない。

彼女は謝ってくれた。僕も、行きたくないなら無理をしてほしくないと伝えた。それでも、出発するつもりでいた僕はかなりショックだった。もっと早く気持ちを聞けなかったことが悲しく、「僕には本音を言いにくいのだろうか」とまで考えてしまった。

旅行かばんと旅程を前に、テーブルで物思いにふける男性のイラスト
楽しみにしていた分、すぐには気持ちを切り替えられなかった。

花火も直前にキャンセルされ、約束が怖くなった

花火の約束も直前にキャンセルになった。ライブへ行きたいという話もした。近場の食事やデートはできたが、彼女が行きたいと言ったときに出かけることが多かった。彼女からは、あまり誘われるのは嫌だとも言われていた。

僕も行きたい場所は伝える。でも、「いつ行こう」と具体的な日付を言うことは少なくなった。また直前に行けなくなるのではないかと考えると、本来楽しいはずの計画がつらくなったからだ。

キャンセル後、彼女は「涼しくなってから」「冬が終わってから行きたい」と、時期を提案してくれた。まだ具体的な日付は決まっていない。今も僕が北海道の話をすると「行きたい」と言ってくれる。次の約束が破られたわけではない。それでも、僕の中に残った不安はすぐには消えなかった。

イライラして彼女を責めたくなる日もある

「楽しみ」は本当だったのかと疑った

行きたくないなら、最初から行きたいそぶりを見せないでほしい。行けないかもしれないなら、早めに伝えてほしい。キャンセルが続いたとき、僕はそう思った。「楽しみ」と言っていたのは嘘だったのか。そんな疑いまで浮かんだ。

疑ったこと自体をなかったことにはしたくない。直前に予定がなくなり、理由も分からなければ、僕はイライラしたし、彼女を責めたくもなった。ただ、それは僕の感情であって、彼女が嘘をついたという証拠ではない。

「やさしい」と言われても対等に思えなかった

彼女に「こんなわがままも受け入れてくれてありがとう。やさしい」と言われたことがある。うれしかった。一方で、僕の落胆や、次もキャンセルになるかもしれない不安は残った。感謝の言葉だけで、僕の希望まで伝わったとは思えなかった。

彼女の体調や気持ちを大切にすることと、僕の残念だった気持ちを話すことは、両方必要だと思う。どちらか一人が我慢を重ねる関係では、僕は長く続けられない。

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冷静になったら、事実と想像を分けてみる

怒りが落ち着いたとき、僕は「行けなかった」だけでなく、何に傷ついたのかを考えたい。彼女が話した理由と、僕が想像した理由を混ぜると、彼女の気持ちまで決めつけてしまうからだ。

旅行の前日キャンセルについて、起きた事実、分からないこと、僕の気持ち、伝える言葉を順に示した図解
  • 彼女が実際に話した理由と、僕が推測した理由を分けられているか
  • つらかったのはキャンセル自体か、前日まで分からなかったことか、本音が見えないことか
  • 旅行や外出は、自分にとって交際で譲れない願いなのか
  • 彼女の希望だけでなく、自分の希望や限界も言葉にできているか

僕の場合、旅行へ行けなかった悲しさに加え、次の予定を楽しみにしていいのか分からないことがつらかった。その整理ができると、「嘘だったの?」と責めるだけでなく、「僕は予定が直前まで分からないと不安になる」と伝えられる。

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お互いの希望を尊重して、予定の立て方を話したい

彼女の体調や気持ちを、僕が完全に予測することはできない。彼女に無理な約束をさせたいわけでもない。それでも、僕にも旅行を楽しみにしたい気持ちがある。落ち着いて話せるときに、二人で次のことを考えたい。

  • 「直前のキャンセルがつらかった」と、自分の気持ちを主語にして伝える
  • 行けないかもしれないと感じたとき、分かる範囲で早めに話せるか相談する
  • 旅行とお母さんに会う予定のように、負担が違う予定は分けて考える
  • 出発前にいつ確認するか、キャンセル時の費用や代案をどうするか話し合う

これらは、彼女に必ず行くと約束してもらうためではない。彼女が難しいと感じることも、僕がつらいと感じることも、隠さずに話すためだ。話し合っても片方だけが我慢するなら、付き合い続けられるか考え直してよいと思う。

イライラする日も、彼女が大事だと思う日もある

彼女が仕事に行けた日は、僕も全力で喜んで褒め、「ありがとう」と伝えた。つらいときも、泣きたいときも、周りにあまり文句を言わずに過ごす彼女を尊敬していると伝えたこともある。一緒に過ごす時間を僕も全力で楽しみ、幸せだと表すと、彼女は嬉しそうに見えた。

予定が思い通りにならず、イライラする日がある。反対に、大変な日々のなかで少しでも「会いたい」「旅行に行きたい」と言ってくれることに感謝する日もある。この二つの気持ちがあることを、どちらも隠さずにいたい。

冷静になると、僕はやっぱり彼女が大事だ。いつか彼女の好きだった場所へ一緒に行きたい。つらいときほど隣にいて、安心できる人にもなりたい。そのためにも、僕自身の落胆や限界まで消してしまわず、二人で話せる関係を目指したい。

夕暮れの川辺のベンチで、少し距離を空けて並んで座る男女のイラスト

旅行を大切にしたい人は、つらさを軽く見ないでほしい

恋人と旅行をすることが譲れない楽しみなら、直前キャンセルや予定の不確かさが続く関係はかなりつらい。僕は、そのつらさを知らないまま「好きだから大丈夫」と思って付き合い続けることを勧めない。話し合っても互いの希望が合わなければ、関係を見直す選択も尊重されるべきだ。

交際を続けるか迷ったときに確認したいことは、双極性障害の彼女とは別れた方がいい?人には勧めない僕が、それでも付き合い続ける理由にまとめています。

一方で、僕は今も彼女と北海道へ行きたいと思っている。次の旅行はまだ実現していない。次がどうなるかは分からない。今の僕にできるのは、怒りを抱えたまま本心を決めつけず、彼女の希望と自分の願いを両方言葉にすることだ。

これは僕たちの交際で起きたことです。双極性障害のある人がみな同じように約束をキャンセルする、という意味ではありません。

病気についての参考資料

この記事は僕の経験と気持ちを書いたものです。双極性障害の症状や治療については、専門機関の情報も確認してください。